久しぶりの日本文学だったんですね。これ。
ブックオフで何を血迷ったかミザリーとアンネの日記とダヴィンチコードを買ってしまいそのころ家では深夜特急読んでてなおかつジュラシックパークもキープしていた訳で、ああ未読本オンパレード・イン・マイルーム、みたいな。
その内本の置き場に困り始めて現実逃避。とりあえずジュラシックを即効で斜め読みしてダヴィンチーコードというこれまた我史上最強の薀蓄本を溢れるように読破して実際溢れた。アンネの日記読み始め、「良く考えたら人の日記読んでもしゃーねーよ」と気付いたその時僕は途中でやめるのがなんか悔しくなって頑張って全部読んだりしてた。
で、流星ワゴン。わかりますこの気持ち?散々抑圧され我慢し続けた上でやっと一区切り付き「さて、何を読もうかな」とあたりを見回して目に付いたのがこいつだった訳です。即購入です。隣に居た友達が「貸してやったのに」とか買った後言ってきましたが気にしません。
名前がいいじゃありませんか、流星ワゴン。星を流すワゴンですよ。綺羅星のごとき傑作の数々を、全く有難さを感じようとせず流し読みした僕にぴったりじゃないですか。
因みに初の重松清だった。この人がいったいどういう文章を書くのか良く知らなかった訳ですね。
で、読んだ訳です。
なんだかとても、童話的。勿論時代も背景も違うんだけど、或る意味、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」とおなじような感じだよね。ていうか、もろそっくりだと思う。構図っていうか、起こることとしては非常にベタなモノを使っているんじゃないか?だからか知らないけど、この本はとても童話的です。寓話と言えない位童話的。誤解を恐れないなら、大人っぽくした童話そのものと言っていいかもしれません。
ただそこで演じられる(というのはなんかおかしい気もするが)ドラマは違って、そこは僕が重松清と言う色を多少なりとも感じられたところでもある。僕、この人いい意味でナルシストやと思います。じゃなきゃこんな唐突な台詞出てきませんよ。まあそこに付いていくのが面白い、とも言えるのですがね。
親子って関係に、とても重きを置いています。だから結構、ありきたりな意味の言葉とか出てくるんですが、文章とか台詞とか、結構洗練されてて陳腐さが無いです。だからそこら辺からイヤになるってことは無いと思います。展開としては非常にベタです。ただ、この本はそうでなければいけないとも思います。
たぶんきっと、親子で読むべきなんだろうな、この本は。もうちょっと僕が大人になってからもう一度読み返すと、なんか変わってくるのかもしれませんね。
読後感を例えるならば・・・そうですね。外に出て草むらに寝っ転がって、星を優しく撒きながら唄いたくなる・・・・そんな素敵な小説です。
BGMは勿論ゴイステの『銀河鉄道の夜』でwww
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