実に難儀である。
何が難儀かと言えばもう逃れるべくも無い。とにかく酷い雨、風が吹き荒れた本日の早朝。遂に「お前らそれほどまでに俺が嫌いなのか!!」と叫び走り出したくなるような思いを沸騰させながら、雨粒が当たる感触がいつもより遥かに増していることにうろたえ、拙く頼りないながら寄り添うしかないひ弱な傘の陰に隠れ家路を歩んだ。
時にして早朝である。既に日は昇り、明るさを取り戻した時間帯ではあったが、何故私はそのような時に風雨を身に受けざる得なかったのであるか。ここには中々単純にして語るに難き理由が存在するので避けようと思う。興味なき理由ほど語るに堕ちる物は無い、と言うことにして先を記す。
さて、私は早朝の猛雨暴風の中を進まねばならぬ。
それにしても・・・・このような環境を歩くと言うのは久方ぶりである。また一年を経て、台風が帰来する季節になりつつあるということだろうか・・・・などと考えながら、私は傘を窄め、視界を確保してはまた塞ぎ、風を全身で感じて傘を風上へと向ける。
もしかしたら、この瞬間は人の感覚が際限なく敏感になっていく時なのかもしれない。
私は無事、家に着いた。傘もまた、無事であった。そしてちょっと笑顔になった。
やはり台風の日は、楽しい。
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テーマ : 徒然日記 - ジャンル : 日記
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