と言うわけで、観た。
『最初の六日を神が創り、残り一日はキューブリックが創った』とまで言われた史上最強の完璧主義者スタンリー・キューブリック監督の代表作で、父親が「コレだけは見ろ」と言っていたのは以前言ったとおり。
先週ツタヤで借りて早一週間。七泊八日で明日十時までに返却しなければ延滞料金必至というなかなか崖っぷち且つ尻に火の付いた状況になって遂にPS2にこいつを入れた。因みにPS2自体動かすのが三ヶ月ぶりくらい。
再生する。以下ネタバレ。読みたくない人は下の感想まで飛んでください。
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オープニング。単色に白字抜きの画面が切り替わってく感じで目がチカチカする。終わると主人公的な奴が登場。よく意味が解らない単語が度々出てくるのでなんだかよく解らないが、どうやら若者言葉的な感じで訳しているらしい、ということが解り始める。
その若者、夜は鶏口に立ちなかなかハチャメチャな事をしているんだが、昼は普通の人として装っているらしい。ただ保護官みたいなのが付いてるから既に問題は起こしてるっぽい。隠れてやってるのね。
それにしても、馬鹿にしている。基本的にこいつらは集団で群れ成して悪事を働くのだが、それを一貫して鼻であしらっている様に感じた。暴力シーンにクラシックを重ねているあたりなんて如何にも。だと個人的に思ったけどどうなんだろう?
やああって主人公がリーダーの集団の中でクーデターが起こるが、一瞬にして鎮圧。強いのね。でも裏切りにあって警察に御用。こっから警察のターンが始まり、なんとも若者に壁を感じさせるのであった。
裁判とかすっ飛ばされて刑務所へ。なんとも規律に厳しそうな場所だと感じさせるが、それに逆らわず従う主人公。それにしても、やっぱり馬鹿にしているような・・・今度馬鹿にしてるのは刑務所の方かな?なんだか極端にキビキビしてる。いや、絶対馬鹿にしてるだろ。
主人公は直に早期に刑務所を出られるプログラムがあることを知る。まだ実験段階だったが、内務大臣が来た時にそれとなく自己主張してちゃっかり被験者に納まる。二週間で出られるらしい。このプログラムを嫌っているらしい刑務所の所長と看守は微妙に嫌そうだったが結局送り出し、実際にプログラムスタート。
プログラムは映画を見せつけそれと自分の苦痛をシンクロさせることで、暴力衝動・性的衝動を押さえ込むと言うもの。強制的に映画を見せられる主人公。只管目薬を差し続ける医者の機械的なテンポとか、主人公の叫びを冷静に受け流す博士とか、如何にもですね。序に映画のBGMで流れていたベートーベンも拒否反応を示すようになる。
結果プログラムと言う名の洗脳を経て主人公は人を殴れなくなり、エロい事も出来なくなっていた訳で。強制的にその衝動だけを押さえ込まれ、屈辱的なことをさせられる。
出所した後も家からは追い出され、ホームレスにリンチされ、警官になっていた昔の仲間にボコられても反撃が出来ない。昔悪事を働いた人に復讐され、自殺に追い込まれる。ただこいつは自分への暴力衝動な訳で、実際生き残った主人公は心理テストでも暴力的な志向、性的な思考を取り戻していた。
主人公が自殺未遂を起こしたことで批判される内務大臣が病室を尋ねてくる。内務大臣は主人公に取引を持ちかけ、主人公はそれを了承する。ベートーベンが流れる中、内務大臣と満面の笑みで握手する主人公。拒否反応は無い。次第に合わなくなる焦点。
画面が切り替わり、衝撃の一言で終了。エンディングはOPと同じで目がチカチカするやつだった。
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◎感想
・基本的にいろんなものを馬鹿にしている映画
・とにかく擬似世界としての世界感の統一性はスゴイ
・でも嫌なところは現代とあんま変わらない世界観
・性的描写は自重しない
・悪い奴ばっか
・固定カメラの映像ってなんてキューブリックっぽいんだろう!!
・時間は速く感じた
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