今更なんだけれども、僕はジーコが初めから好きではなかった。
もちろん敬意は抱いている。
しかし、Jリーグ草創期、僕はヴェルディ川崎を応援していた。あの頃ヴェルディとアントラーズはなかなか魅力的な争い方をしていて、敵役たるアントラーズに対して並々ならぬ敵意とかを抱いていた訳である。敵意といっても激しい物ではない。「
ひゃーっはっはっは!!殺してやるぜぇ!!!」みたいな感じではなく「
凄いことは認めてやるけど俺は認めないね!!」みたいなアレである。ツンデレである。
嘘である。そんな感情がMAX!!に達したのがいつだかのチャンピオンズシップである。サッカーの神様とまで言われて崇められた選手が、PKスポットのボールに向かってツバを吐いたその瞬間、僕は「
この人何やってんの?」とポカンとした。ただ単純に、「
うっはwwwwラッキーwwww」なんて思っていた。
結局その試合はヴェルディが勝ち、次のシーズンからジーコは引退してしまった。ヴェルディも中々のスピードで凋落して現在に至っている訳だ。
そんな訳で僕は彼が好きではない。だから、「
ジーコを日本代表に!!」なんて言葉は、僕の中でなんとも言えず微妙な治まり方をした。
監督経験が無い。これだけで死ぬほど不安なのに、何故かマスコミはヨイショしている。そのころもうマスコミを盲目的に信用しなくなっていたつもりではあるがそれでも意識せざるに居られなかった。
結果日本はそんないい成績を残したとは言いがたいのだけど、それ以上にそれを選手の質の問題で片付けようとする辺りがあまり好きではなかった。
そのジーコが、フェネルバチェを率いてCLでベスト8まで進んだ。第一戦ではチェルシーまで倒した。
僕はそれに敢えてケチを付けたい。
ジーコが今強いのは、「選手の質がいいから」である。「ジーコの好みに合った選手が揃っている」からである。勿論そんな選手を纏めるモチベーターとしての能力やカリスマ性もあるのだろう。ビッグクラブ向きな監督なのだろう。
ただ、どこかで彼の失敗を見たがっている自分がいるのである。
もしかしたらそれは、日本代表というものがあそこで終わるはずが無い、という願いなのかもしれない。
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好き嫌いでしか判断できないならば、私は、「東京Vはさっさと降格してJ2にずっといろ」と言わねばなるまい。
選んだからには心中するしかないっていう思い位は僕だって流石に持っていましたけどね、でもあまり好きではなかったって訳です。ジーコが監督でなきゃいけない、然るべき理由も無かった訳ですしね。
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